入通院慰謝料

交通事故の慰謝料は後遺症が残った場合の慰謝料と死亡した場合の慰謝料、そして怪我をしたときの入通院慰謝料というものがあります。一番多いのは入通院慰謝料でしょう。これは交通事故によって怪我をしたことで入院や通院をしたときに請求できる慰謝料のことです。

入通院慰謝料入通院慰謝料は交通事故によって通院を強いられたことに対する精神的な苦痛を賠償するためのものです。したがって、入通院をした期間や怪我の部位、怪我の程度によって慰謝料の額は決定されます。苦痛が大きいと判断されれば、それだけ多くの慰謝料を請求することができるのです。

基準としては通院期間が1ヶ月間であれば弁護士基準は約30万円となっており、6ヶ月間の場合は約120万円となっています。ただし、あくまでも大まかな目安であり、細かな要素も考慮した上で慰謝料は決定されます。

通院期間というのは人それぞれ異なるでしょう。治療が必要かどうかを医師が判断して、通院が必要だと判断されればその期間について治療費や慰謝料を請求することは可能です。保険会社も独自の目安を決めているのですが、それにしたがう必要はないのです。もし長期に亘って入通院をするならば、弁護士に交通事故慰謝料請求依頼をするべきでしょう。

障害が残った場合

交通事故にあってしまい障害が残ってしまうことがあります。これに対する慰謝料を請求することは可能です。厳密な定義では、事故が発生してから6ヶ月経過しても症状に治る見込みがなく、医師から症状固定と診断された場合には後遺障害として認定されます。すべての後遺症が後遺障害となるわけではなくて、後遺症の中でも重いものを後遺障害といいます。

後遺障害等級認定後遺障害として認められるためには認定されなければいけません。後遺障害等級認定を受けることによって、保険会社に対して慰謝料を請求できるようになります。認定には等級というものがあり、1級から14級まで定められています。1級が一番症状が重いとされており、請求できる慰謝料の額も高くなるのです。

交通事故と後遺障害とに因果関係があることが大切です。そのため、客観的な証拠を得なければいけません。また、その障害によって仕事に影響が出ることが認められなければいけません。後遺障害の慰謝料については3つの基準が存在しています。自賠責基準と任意基準、裁判基準があり、裁判基準が一番高くなっています。第1級の裁判基準では慰謝料の額は2800万円となっています。このような高額な慰謝料を請求できるケースもあるのです。

死亡した場合

もし交通事故で死亡してしまった場合は慰謝料はどのくらいになるのでしょうか。死亡してしまうと本人は慰謝料を受け取ることができません。慰謝料というのは建前としては本人の精神的苦痛に対して支払われるものです。この場合は、本人の受け取るべきだったお金を相続人が受け継いでそれを請求できることになっています。遺族が加害者と示談交渉をして、慰謝料請求ができるのです。

死亡事故死亡事故というのは高額な慰謝料が発生します。そのため、きちんと弁護士に相談をするべきでしょう。そうすることによって、できるだけ多くのお金を請求することができます。

死亡事故における損害賠償としては、積極損害と消極損害があります。積極損害というのは実際に発生した費用のことです。死亡するまでの治療費や入院費、葬儀費などです。そして、消極損害というのは、もし死亡していなかった場合に稼ぐことができた利益のことです。逸失利益や休業損害を請求することができます。これらに加えて慰謝料を請求することができるのです。

慰謝料としては被害者本人のものだけではなくて、遺族の分の慰謝料を請求することもできます。遺族慰謝料請求権者というものがあるのです。弁護士基準の慰謝料では2千万円から3千万円ほどが基準となります。

交通事故と慰謝料

外に出るとたくさんの車が街を走っています。自転車もたくさん通っており、さらに歩行者もいます。そのため、交通事故にあってしまう可能性が常に存在しています。目の前で交通事故の被害を見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。

交通事故に巻き込まれてしまうと特に被害者は大変なことになります。相手が車であれば、それによって死亡してしまうこともあるのです。運良く助かったとしても、障害が残ってしまうこともあります。軽い怪我をしてしまうこともあるでしょう。また、一見すると被害がないように思えても、あとから障害が出てしまうということもあります。他にも、交通事故によって自分の所有物を壊されるというケースもあります。

交通事故交通事故によってこのような被害を受けた場合には、慰謝料を請求することができます。これは法律によって定められている権利であり、事故の被害にあったならば、加害者に対して要求できる正当な権利となっています。慰謝料を支払ってもらうことによって、事故による精神的なダメージを充たすことができるのです。もちろん、お金だけで解決できる問題ではないのですが、法的にはお金を支払うことで事態を解決することが定められています。

それでは実際に交通事故の被害を受けた場合には、どのような慰謝料を請求することができるのでしょうか。これはすべての人が知っておくべきことでしょう。いつ交通事故に巻き込まれてしまうか分からないからです。交通事故の慰謝料について解説しましょう。